「SESを辞めたい」——そう検索したあなたは、今の働き方に限界を感じているのかもしれません。

ただ、勢いで辞めて後悔する人がいるのも事実です。この記事では、すぐ転職をすすめる前に、まず「あなたの“辞めたい”はどのタイプか」を見極める判断軸を提示します。そのうえで、辞めたい理由の正体、後悔しない辞め方、そして正社員・派遣・フリーランスという次の選択肢を中立に整理します。

なお本記事は、一般的な情報と、SESで働いた人の声(出典を確認できるもの)をもとにまとめています。特定のサービスを無理にすすめるものではありません。

「SESを辞めたい」と感じる人が見落としがちなこと

「辞めたい」と感じたとき、多くの人はいきなり「転職するか/しないか」で考えがちです。ですが、その前に確認したいのは、辞めたい原因が「SESという働き方」なのか、「今の現場・会社」なのかという切り分けです。原因を取り違えると、転職しても同じ不満を繰り返すことがあります。

まず確認|あなたの「辞めたい」はどのタイプ?

辞めたい気持ちは、大きく3タイプに分かれます。

今すぐ辞める準備を始めるべきサイン

  • 長時間労働やハラスメントなど、心身の健康に関わる
  • 給与未払い・契約と著しく異なる業務など、契約上の問題がある
  • 何ヶ月も待機が続き、収入やキャリアに直結している

準備してから辞めるべきケース

  • 不満はあるが、健康や契約上の緊急性はない
  • 次の方向性(正社員/派遣/フリーランス)がまだ定まっていない
  • 経歴・スキルの棚卸しがこれから

実は「辞めずに」解決できるケース

  • 不満の中心が「特定の現場・案件」にある → 自社の営業に案件変更・現場異動を相談できないか
  • 不満が「評価のされ方」にある → 社内のキャリア面談・等級制度で改善余地がないか

まずはこの切り分けから始めると、判断を誤りにくくなります。

SESを辞めたくなる5つの理由と、その正体

公開されている体験談やQ&Aで見られる傾向として、次のような理由が挙げられます。個別の声を引用する場合は、出典・媒体・取得時期を明記します。

1. 給与が上がりにくい

多重下請け構造の場合、単価の一部が中間で差し引かれ、給与に反映されにくいことがあります。

2. スキルが身につかない不安

保守・改修中心の現場が続くと、新しい技術に触れる機会が限られることがあります。

3. 客先常駐で帰属意識が薄い

自社に出社する機会が少なく、「どこに所属しているのか」を感じにくいという声があります。

4. 案件ごとに環境が変わる

現場が変わるたびに人間関係や進め方がリセットされ、消耗しやすい面があります。

5. 裁量・やりがいを感じにくい

上流工程や意思決定に関われず、与えられた作業が中心になりやすいケースがあります。

これらは「会社が悪い」とは限らず、SESという働き方の構造に起因する部分もあります。だからこそ、次の選択肢を構造から考えることが大切です。

辞めて後悔する人・して正解だった人の違い

Q&Aや体験談でよく見られる傾向として、辞め方や準備によって受け止め方が分かれるようです。

後悔しやすいパターン

  • 勢いで辞め、次も準備不足で似た環境に入ってしまう
  • 自分のスキル・市場価値を把握しないまま動く

正解だったと語られやすいパターン

  • 「何が嫌で、どうなりたいか」を言語化してから動いた
  • 正社員・派遣など複数の選択肢を比較してから決めた

SESを円満に辞める手順

  1. 就業規則で退職の申し出時期を確認する
  2. 直属の上司・自社の担当に、まず口頭で意思を伝える
  3. 引き継ぎやプロジェクトの区切りを考慮し、申し出の時期は就業規則や契約で定められた期間を確認のうえ、余裕をもって伝えましょう
  4. 有給消化や貸与物返却など、事務手続きを計画的に進める

どうしても自分で言い出せない事情がある場合は、退職代行という選択肢もあります(利用可否や費用はサービスにより異なります)。

SESを辞めた後の選択肢|正社員・派遣・フリーランスを中立比較

辞めた後の進路は、大きく次の3つです。どれが優れているということはなく、何を優先したいかで選びます。

  • 正社員転職(自社開発・社内SEなど):腰を据えてキャリアを積みたい人向け
  • エンジニア派遣:いろいろな現場で経験を積みつつ、働き方の条件を選びたい人向け
  • フリーランス:実力と営業力があり、収入と裁量を最大化したい人向け

「正社員以外に、条件の良い派遣という道もある」点は見落とされがちです。派遣そのもののメリット・デメリットはエンジニア派遣のメリット・デメリットで詳しく解説しています。

転職を選ぶなら|失敗しない進め方

正社員転職を考えている20代で、対象地域にお住まいの場合は、20代向けの転職支援サービスで「SES経験がどう評価されるか」を相談してみるのも選択肢です。

たとえばマイナビジョブ20’sは20代向けの転職支援サービスで、IT業界に詳しいアドバイザーも在籍しています。30分のショート面談や、対面・電話・Webでの相談に対応しています。

※対象となる年齢・地域などの条件があります(20代向けのサービスで、対応地域も限られます)。まずはご自身が対象になるか確認してみてください。既卒の方など、条件は個別に異なる場合があります。

👉 マイナビジョブ20’s(公式)で対象か確認する

派遣という選択肢も比較したい方はこちら → エンジニア派遣のメリット・デメリット

よくある質問

Q. 契約期間の途中でも辞められますか?

契約期間の途中で辞められるかは、雇用形態や契約により異なります。一般には、期間の定めのない雇用では退職を申し出る自由があるとされていますが、円満退職のため引き継ぎや申し出時期に配慮するのが一般的です。具体的な扱いは就業規則・契約を確認し、必要に応じて専門機関(労働基準監督署や弁護士等)に相談してください。

Q. SESしか経験がなくても転職できますか?

経験年数や技術によります。まずは自分のスキルの棚卸しから始めるのがおすすめです。

まとめ

「SESを辞めたい」と感じたら、まず「今すぐ辞める/準備して辞める/残る」のどれかを見極めることが大切です。辞めると決めたら、正社員・派遣・フリーランスを中立に比較し、自分の優先順位に合う道を選びましょう。

そもそも辞めるか迷っている段階の方も、次の選択肢を知っておくと判断がしやすくなります。まずはエンジニア派遣のメリット・デメリットから、選択肢の一つを確認してみてください。


※本記事は一般的な情報をもとにまとめたもので、退職・契約・法律に関する助言ではありません。個別の状況については、就業規則・契約の確認や、必要に応じて専門機関(労働基準監督署、弁護士等)への相談をおすすめします。最終更新日:2026-06-06